門氏、「構造改革」府政からの転換訴える
京都府の山田啓二知事が知事選(3月25日告示、4月11日投票)に出馬すると表明したことを受け、「民主府政の会」の門ゆうすけ候補は4日、京都市下京区の四条河原町で「『構造改革路線』の現府政から、府民の命、暮らしを守る府政に転換する」と訴えました。
門氏は、不景気で仕事がなく、労働者や中小企業などが打撃を受け、府民生活が冷え込んでいると指摘。その原因として、構造改革路線があるとし、現府政はその構造改革を京都ですすめ、府民の生活を壊したと批判。「構造改革から暮らしを守る政治へ転換してほしいという願いを私に託してください」と訴えました。
その上で、府民の暮らしを再生する緊急対策として、中小企業の工場家賃、リース代等の固定費支援や子どもの医療費を小学校卒業まで無料化、お年寄りの医療費軽減、府内出身の大学進学者への無利子奨学金制度の創設などを訴え、「いっしょにひと・いのちを守る府政に転換しましょう」と呼びかけました。
京都総評の岩橋祐治議長は、山田知事が出馬表明したことについて、これまでオール与党のなれあい府政をすすめてきたが、オール与党の体制を続けたいために出馬を遅らせてきたものと批判。「ひと・いのちを守る温かい府政に転換できる門さんを知事におしあげよう」と述べました。
日本共産党府議団(新井進団長、11人)の前窪義由紀府議は、「府民の税金をかけて誘致した『トステム』は中国に経営展開するために撤退。府から補助金を受けている『ジヤトコ』は『派遣切り』をした。府の経済政策は破たんしている。門さんとともに、中小企業を応援し、府民の暮らしを守る新しい府政をつくろう」と呼びかけました。