乙訓革新懇 乙訓革新懇は21日、大山崎町で総会と懇親会をひらき41人が参加しました。
 第1部では「民主府政の会」事務局長の藤本雅英氏が講演。現府政の最大の特徴が(1)強いものはより強く、弱いものは「自立自助」の構造改革をすすめている(2)官僚知事として「規制緩和によって強いものが勝つ。そのなかで税収をしっかり確保する。これが非常に成功した(関西財界セミナーの発言)」と財界から評価されていると指摘。現府政のもとで京都のくらしや医療、経済、教育などがどんどん破壊されてきたことを具体的な事例をあげて報告しました。そして、門ゆうすけ知事候補のマニフェストにある4つの緊急対策、3つの転換と5つの再生プログラムこそ京都再生の最善の道であることを強調。「名護市につづきこんどは京都で府民の意思をはっきり示そうと」と訴えました。
 総会では小倉忠男乙訓向日民商会長が開会あいさつ。谷内口浩二京都代表世話人が来賓あいさつしました。運動方針について、梅林照夫事務局長が報告。活動方針として(1)京都府知事選挙、大山崎町長選挙の勝利に全力をあげる(2)日米安保条約改定50年の節目の年、また、鳩山首相が普天間基地撤去問題の決着を5月までと言明しているところから、5月に「普天間基地撤去と安保条約」をテーマに講演会かシンポジウムを開催する(3)今年、乙訓革新懇結成30周年を迎えることから12月に、記念のパンフレット作成、記念集会に取り組む(4)大山崎中学校区革新懇の立ち上げをはじめ、8中学校区で「革新懇なんでも懇談会」をひらき、全会員が参加できる草の根の革新懇運動を広げる(5)地域住民の要求、課題の実現に各団体や個人との共同を広く実現する(6)今秋、映画「いのちの山河」―「日本の青空Ⅱ」の上映運動に取り組む(7)会員と全国革新懇ニュース読者拡大のこの間の教訓を生かし大きな前進をかちとる――を確認。
 討論では「統一戦線運動として革新懇の役割を痛感する。自分が所属する団体の加入を働きかける」「乙訓地域の西山の多様性は貴重。今年10月にひらかれる生物多様性締約国会議の成功が大切」「障害者の作業所で働いている。少し改善方向が出てきたがこれからが大事。とくに障害者のくらしの場をどうつくるかが大切な課題」「新婦人で若い人をどう育てるかが課題になっている。親子リズムのとりくみで若いママさんが会員の2割をしめるようになって前進の方向が見えてきた」「教員の平日の勤務時間が12時間。学校の中が世界のすべてみたいになっている。この現状を変えたい」など熱の入った意見がだされました。(U)