労働者の生活守る春闘と門知事候補勝利を
京都総評(岩橋祐治議長)は3日、京都市中京区のラボール京都で2010年春闘勝利をめざす決起集会を開きました。
岩橋議長があいさつし、労働者の生活と暮らしを改善するうえで、構造改革路線から労働者を守る政治に転換する国民的たたかいが必要と指摘。今年の春闘について、「政治を転換するため、府知事選で門ゆうすけ候補の勝利をめざすたたかいも同時に行っていこう」と呼びかけました。
全国労働組合総連合(全労連)の井上久事務局次長が講演。昨年末の公設派遣村に関わった経験から、路上生活する若者が2008年の派遣村を開村した時より増えており、雇用環境を深刻化していると指摘。さらに、派遣村に入りながら無断外泊した者が200人超いると、生活困窮者をバッシングした報道について、「実態は事務的な問題が原因。根強い『自己責任』論をのりこえるたたかいも必要」と訴えました。
また、政府が提案している労働者派遣法の改正案について、「常用型派遣や専門26業務を禁止の例外として不安定雇用を認める『抜け道』をつくったり、事前面接を解禁して雇用側の正規雇用する責任を免除するなどの問題が残っている」と批判。「鳩山政権に反動的働きかけをしている財界や新自由主義者の存在をしっかり認識し、政治をしっかり前に進めるたたかいを、今次春闘で展開しよう」と呼びかけました。