成宮まり子さんを語る(1) 「民青に入っちゃえば」
長岡京市議 武山彩子さん
成宮さんとの出会いは、95年の沖縄米兵による少女暴行事件がきっかけでした。京都の若い美術家で米軍基地問題について作品展でメッセージを発信しようという取り組みに誘われて、その場で知り合いました。当時、私は社会人1年目。成宮さんは大学院を修了したばかりでしたが、「自然体で自分の考えを主張できる人」という印象を受けました。
取り組みについて話し合おうと集まったのが成宮さんの家。成宮さんは新婚旅行で沖縄に行き、基地の騒音や住宅地と隣接している問題など、見てきた現状を話してくれました。新婚旅行で基地を見るなんて、ただ者ではないなと思いました。
取り組みの準備中、安保条約をなくせば基地もなくせることを知らなかった私が、「基地はなくせないと思う」と言ったことに成宮さんはとてもショックを受けたそうです。成宮さんはその時、「基地問題でがんばっているから、民青同盟に入って学んでもっと展望をもってもらいたい」と私を誘ってくれました。社会と向き合うことに抵抗をもっていた私ですが、成宮さんはごく自然体で、あのいつもの笑顔で「もう民青に入っちゃえば?」と一言だけ。それで心がふっと軽くなって、成宮さんみたいに自然体でがんばればいいんだと思ったんです。長岡京市議になった今も「自分の思いを自分の言葉で伝えればいい」と教え続けてくれています。
成宮さんを今度こそ国会へ送り出したいです。