有栖川宮旧邸Former Arisugawa-no-miya Residence
烏丸下立売の北側にある旧有栖川宮邸の枝垂桜が見事に咲いていました。この桜は1952年に堂本印象画伯の発案で、醍醐寺三宝院内の実生の枝垂桜を移植したもの。秀吉が催した「醍醐の宴」の桜の孫にあたると言われています。また、今年は去年よりも一週間の早咲きとなったので、春の訪れが一段と早くなっていることを素直に知らせてくれています。
有栖川宮邸は1625年に創設され、約300年続きましたが、大正時代に高松宮家に祭祀が継承され、その後1891年に現地に移築され、京都地方裁判所長官舎として使用されていました。そして2008年に、平安女学院が取得したもの。
烏丸通に面しており、運転中に車窓から視界に入るその雰囲気は、私たちの心にそっと春を告げてくれます。
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桜スポットDATA
- 住所:京都市上京区烏丸下立売北側
- 交通:地下鉄烏丸線「烏丸丸太町」徒歩5分
- 開花状況:
- 品種:シダレザクラ