市田忠義のぬくもりエッセイ(1)胸がおどる新春
愛知に住んでいる息子には2人の娘がいる。2人の写メールをみるのが楽しみだった。そこへ、もうひとつの楽しみが加わった。去年の12月8日に京都にいる娘に待望の子どもが生まれた。初めての男の孫だ。
毎日写メールを送るよう命じている。実に可愛い。「孫はどんな顔をしていても可愛いもの。爺バカだ」とみんなに笑われている。私は真顔で反論する。「いや、たしかに爺バカかも知れないが、それをさしひいても可愛い。客観的にみて可愛い」と。こういうのをやはり爺バカというのだろう。
愛知の孫は4歳と2歳、京都は産まれたばかり。この子たちが、そして日本中の子どもたちがのびのびと健やかに成長できるような社会をつくることが、大人の責任だとつくづく思う。孫たちが成人式をむかえる頃、私はおそらくこの世にいないだろう。いまがんばらねばならない。
元日は京都の八坂神社・祇園石段下、大阪南森町で、3日は神戸の大丸前で街宣、京都に戻り南座での前進座公演の幕間あいさつ。4日は、党本部で新年党旗びらき。13日からは党大会。通常国会も間もなく召集される。忙しい正月だが、なんとなく胸がおどる。(日本共産党書記局長・参院議員)
うららかな春は
きびしい春のあとから来る
可愛い蕗のとうは
霜の下で用意された。
きびしい春のあとから来る
可愛い蕗のとうは
霜の下で用意された。
(百合子)