宇治・平等院
平等院は、藤原頼通(よりみち)が父から譲り受けた別荘を寺院にしたもので、1052年(永承7)の創建の翌年、中心の阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立されました。その後、法華堂、五大堂、経堂や多宝塔などが整備され、極楽浄土の世界を再現しました。その後の戦乱で阿弥陀堂や観音堂などを残し他は焼失。現存する庭園は、史跡名勝庭園に指定されている平安時代の遺構です。
世界文化遺産に登録されている境内にはあまり桜はありませんが、桜満開の宇治川堤防や朝霧橋からは、爛漫の桜に鳳凰堂が浮かび上がっているように見えます。観光客も「マァッ、とてもきれい」、「この景色最高」と感動しています。宇治橋から門前までの道両側には春本番を迎えて大勢の観光客が訪れて宇治の玉露、抹茶、煎茶や茶団子、茶菓子など土産品を買い求めていました。(仲野良典)
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桜スポットDATA
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- 住所:京都府宇治市宇治蓮華116
- 交通:JR奈良線「宇治」下車東へ徒歩10分
- 拝観時間:庭園=08:30~17:30(受付終了17:15)、平等院ミュージアム鳳翔館=09:00~17:00(受付終了16:45)、鳳凰堂=09:30~(受付09:10~16:10、20分毎50人ずつ拝観)
- 拝観料:一般600円、高中生400円、小学生300円(鳳凰堂は別途志納金300円必要)
- 開花状況:
- 品種:ソメイヨシノ ほか
- 世界遺産 平等院