内需回復遅れ企業破たんの圧力強い 京都の企業倒産
帝国データバンク京都支店が5日発表した、3月度の府内企業倒産件数は45件(負債総額48億1900万円)となりました。
前月から、倒産件数は16.7%(9件減)、負債総額は8.1%(4億2600万円減)の減少でした。
倒産の主要因は「景気変動」が全体の95.6%を占め、2カ月連続9割を上回っています。資本金別では、個人経営の倒産が48.9%(22件)で、3カ月ぶりに半数を下回りました。
今後の見通しは、公共工事や新設着工が伸び悩む建設業、消費の低迷やデフレ進行の影響で収益性を悪化させているサービスや食品関連企業では、依然として経営環境の改善が見えにくいとし、「内需の回復が遅れる中で、企業を破たんに追いやる圧力は依然として高い」としています。