京都憲法集会に2000人
「憲法9条京都の会」は3日、「憲法集会」を京都市東山区の円山野外音楽堂で行い、2000人を超える府民が参加。沖縄に連帯して普天間基地撤去を、18日施行の改憲手続き法の凍結・廃止などを呼び掛ける集会宣言を採択しました。
「沖縄からの報告」として新垣繁信・基地の県内移設に反対する県民会議共同代表が戦後65年、本土復帰から38年になる沖縄の実態について告発。復帰から07年末までの米兵による事件・事故は26413件、墜落などの航空機事故は459件にのぼり、95年の米兵による少女暴行事件で県民の怒りは県民大会を開くまでに発展したとのべました。
さらに新垣氏は、普天間基地問題は95年に日米両政府が交わした安保条約再定義と新ガイドラインが出発点で、米は安保条約をアジア全域にまで広げ、米の起こす戦争に日本を引きずりこもうとしていることが問題の本質であると解明。「県民の願いはひとつ、基地を撤去し安心して暮らしたい。沖縄の願いを実現させてほしい」と呼びかけました。
早川一光医師が戦争で生き残り、自身が医者として歩んできた道のりについてジョークを交えながら語り「いのちを守るのは医者の役目。沖縄県民の思いをしっかり受けとめたい。県民が基地はいらないって言っているのだから、日本はアメリカに『いらん』というたらええんです」と話しました。
来賓として日本共産党から成宮まり子参院京都選挙区候補があいさつ。社民党京都府連、新社会党京都府連も連帯の言葉をのべました。