安保条約体制の終了を 沖縄連帯・舞鶴実行委
沖縄連帯行動・舞鶴実行委員会(舞鶴地労協、新婦人舞鶴支部、舞鶴平和委員会、原水爆禁止舞鶴協議会)が呼びかけた沖縄・安保学習集会が15日夜、舞鶴市の勤労者福祉会館会議室で開かれ、市民・労働者・民主団体から40人が参加しました。
主催者を代表して、舞鶴地労協小西洋一議長があいさつ。京都法律事務所所属の小笠原伸児弁護士が講演しました。
小笠原氏は、普天間基地問題をめぐる鳩山内閣の迷走・逆送と菅内閣の強行突破路線の実態やこの間の沖縄県民の「県内移設反対」の強い意思の表れなどの情勢を語り、普天間基地の違法な存在を歴史的に明らかにするとともに世界一危険な基地の無条件撤去の重要性を指摘しました。
参加者の関心も強い「抑止力論」については在日米軍の本質と編成について、また、歴史的に見た侵略部隊の実態にも触れながら、「抑止力論」は国民を欺くための詭弁であるとのべました。そして軍事力による「抑止」ではなく憲法を生かした平和の構築と、普天間基地問題の根底にある安保条約体制の終了を強調しました。
質疑応答では、日米共同声明に触れられている「日本各地の自衛隊基地を活用する方向」について、舞鶴では今までに増して安保条約の問題や日米共同声明強行突破路線の新たな危険性を市民に広く訴えていくことを論議し、政府への要求決議を採択し直ちに送付することを決めました。(瀬尾純爾)