志位委員長が京都で訴え 「共産党伸ばし、成宮勝利で消費税増税ストップを」
参院選公示後初の日曜日となった27日、日本共産党の志位和夫委員長が京都入りし、四条河原町で「京都の底力を発揮し、支持を広げ比例5人以上の当選と成宮まり子さんを押し上げ、消費税増税をストップさせよう」と呼びかけました。
3500人の聴衆を前に志位氏は、大争点になっている消費税の10%増税について、「4人家族で年16万円の増税、負担総額は34万円で1カ月分の給料が消えてしまうという大増税。日本列島に衝撃が走り、暮らし、商売が立ちいかなくなるなどの怒りが沸き起こっている」と指摘。そして「消費税大増税の狙いは何か」と問いかけ、「社会保障や財政再建の財源ではなく、大企業減税の財源づくりが本当の目的。それを見抜いてほしい」と力を込めました。
また「福祉のためと1989年に消費税が導入されてから、この間に福祉で一つでもよくなったものがあるか」と問いかけた志位氏。「医療も、年金も、介護も切り捨てられてきた。消費税収は224兆円、法人税の減収は208兆円。皆さんが額に汗して納めた消費税は、大企業減税の穴埋めに使われたのが真相。自民党がやってきたことを今度は民主党がやろうとしている」と批判しました。
そのうえで志位氏は消費税増税は差し迫った事態であるとのべ、民主党が2010年度末までに増税法案をとりまとめ成立させたうえで、2、3年後に実施を狙っていると指摘。「この参院選で増税勢力に厳しい審判を下すことが重要。『大企業減税の財源づくりのための消費税増税』とズバリ指摘し反対している日本共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。
暮らしと社会保障を支える財源はどうするかと話を進めた志位氏。5兆円の軍事費とゆきすぎた大企業・大資産家減税にメスを入れ、大企業の内部留保を社会に還元させることでまかなえると強調し、「安心して『消費税ノー』の声を日本共産党に託してほしい」と呼びかけました。
成宮まり子参院京都選挙区候補は、「今度こそ命と暮らし、平和を守ってほしいという国民の願いを集め国会へ押し上げてください。市田書記局長と二人揃って国会で仕事をさせてください」と訴えました。浜田よしゆき参院比例代表候補も車上から声援に応えました。
4月の知事選で候補者として奮闘した医師の門祐輔氏(京都民医連第二中央病院院長)が、日本共産党の躍進と成宮候補の勝利を呼びかけました。