梅小路水族館建設75%が反対 近隣住民アンケート
オリックス不動産(東京都)が梅小路公園(下京区)に計画する水族館建設について、市民団体が計画地の近隣住民に計画の是非を問うアンケートを実施したところ、「反対」が75%にものぼりました。市民団体は6日、アンケート結果を公表するとともに、計画の中止などを求める要望書を2654人分の署名を添えて京都市に提出しました。
アンケート公表と要望書を提出したのは、「下京梅小路パークプロジェクト」。同団体は6月から1カ月かけて、同公園近隣の安寧、大内、七条の3小学区の地域で、1800戸にアンケート用紙を配布。240人から回答を得たものです。
水族館建設については、75.6%が「反対」と回答。また、車での水族館来館者のために公園の一部を駐車場にする計画について、「知っている」と答えた人は48%で、駐車場計画に「賛成」は8.4%でした。また、計画許可に至るまでの経過について、78.4%が「市は説明責任を果たしてない」との回答を寄せました。
要望書では、「わずか1カ月のアンケート調査だったにも関わらず、多くの人から反対や怒りの声が寄せられた。公園つぶしの水族館と駐車場計画は中止すべきだ」としています。