祇園祭ミニ鉾 祇園祭を飾る山鉾のミニチュア版を作る人気のミニ鉾教室が9日、向日市で開かれ、36人が参加しました。
 主宰するのは神祇工芸士の西沢啓子さん。鉾立ての段階から見学し、細部までこだわって再現されたミニ鉾は鉾町の人々からも認められています。 
 3年ぶりに開かれた今回の教室では、爪楊枝や針金、リボンを使ったパーツで平家物語に登場する宇治川の合戦の一場面を再現した「浄妙山」を制作。参加者は「パーツがお菓子みたいに小さいわ」「ここまできたらもう少しやね」と声を掛け合いながら2時間ほどかけて高さ10センチほどのミニ鉾を作り上げました。
 これまでに10回以上教室に参加しているという安田紀代子さん(63)=京都市南区=は、「祇園祭に深い縁のある上久世町の氏子なので、ミニ鉾作りをいつも楽しみにしています。またコレクションが増えてうれしい」と話していました。