伏見から平和の波を 京建労伏見支部が戦争展
京建労伏見支部(同支部主婦の会・自治体部)は1日、「平和バザー・戦争展」を同伏見支部事務所広場で開催しました。
今年で13回目。「平和はみんなの願い、核兵器のない世界を!」を訴える平和のための戦争展で、今年は原水禁世界大会に同支部から代表者3人を代表派遣するための平和バザーも開催し、子どもから年輩者まで約300人が訪れました。
戦争展コーナーでは、日本平和委員会作成のDVD[どうする安保」が常時上映されたほか、悲惨な沖縄戦、現在の普天間基地、地元伏見にあった16師団出兵風景などのパネルが展示されました。
同支部長の門川孝嘉さんや平和展を企画した奥田正敏さんらは「今年は被爆65周年の節目。被爆国として、そして憲法9条を持つ国として、核兵器のない平和な世界への道筋を考え、この伏見から平和をつくっていくことが大切」と話します。
地元から参加した井川定雄さんは「私は旧制中学を18歳で卒業した年に終戦でした。あれから65年経ちますが、沖縄普天間基地などまだ戦後は終わっていません。世界中の反核平和の運動に支えられてアメリカのオバマさんも大使を広島に派遣するとのこと。ようやく核廃絶の第一歩。私たちの運動を今こそ大きくしなければならないのでは」と展示を見ながら言います。
今年の原水禁世界大会に参加する中根美智子さんは「京建労伏見支部の主婦の会の代表として若い人たちといっしょに行ってきます。向こうでは悲惨な広島や長崎の原爆の実状や平和運動などについてしっかり勉強して、核兵器をホントになくしていく運動をしていきたいです」と決意を述べました。
会場では焼き肉、かき氷、こだわりパン、飲み物などの模擬店も大にぎわいで、ミニコンサート会場にはこども達の元気な歌声が響きました。お買い得コーナーでは、女性らで大繁盛でした。
日本共産党の成宮まり子府国政委員長、石村和子衆院京都3区代表、赤阪仁、佐藤和夫両京都市議らが激励に訪れました。(仲野良典)