京の夏の風物詩、五条坂陶器まつり
京都夏の風物詩、五条坂陶器まつり(陶器祭運営協議会主催)7日、京都市東山区の五条坂で始まりました。約400店を超える陶器商が川端から東大路までの五条坂南北の歩道で出店しています。全国最大規模で、例年約40万人の焼き物ファンが訪れます。
もともとは、六道珍皇寺にお精霊迎えに参拝する人々や、西大谷へお盆の墓参りに五条坂を行き来する大勢の人々を目当てにして売り出したのが始まりで、1917年(大正9年)に陶器市として本格出店しました。近年では京焼の他、有田焼、信楽、美濃焼、瀬戸など全国の焼き物店も見られます。
向日市から訪れた女性は「10年ほど前から毎年来ています。今年はお皿と仏壇の水入れを買いました。まだほしい物があります」と話し、高槻市からの大きな袋を持った女性は「抹茶茶碗を5つ、棗1つと小皿1つ買いました。ちょっと安くしてもらいました。まだほしい物がありそうなので、じっくり楽しみながら」とニコニコ顔で品定めをしていました。(仲野良典)
10日まで開催されています。