京都水族館の建築確認取消しを
梅小路公園内(京都市下京区)にオリックス不動産が建設中の水族館について、周辺住民141人が14日、京都市の建築確認(7月16日)の取り消しを求める審査請求書を京都市建築審査会(巽和夫会長)に提出しました。
同公園は、平安時代に平清盛ゆかりの西八条邸があったとされる場所。将来建物が建築される場合、改めて発掘調査を行うことを前提に公園は整備されました。公園全体に高さ1.5~2メートルの盛り土がなされ、西八条邸の遺構は保存されてきました。
審査請求書では、水族館建設工事にあたって(1)遺構が予測されるにもかかわらず、文化財保護法にもとづく届け出・発掘調査が行われていない(2)盛り土の掘削など土地の区画・形質を変更しながら、建築基準法と都市計画法にもとづく必要な開発許可は受けていない─ことを指摘。文化財保護法、建築基準法、都市計画法に違反すると主張し、建築確認を取り消すよう求めています。