ひらのりょうこ朗読会 京都市上京区の町家「古武」で26日、詩の朗読会が行われ、約70人が参加しました。
 「立会い詩の朗読集団」(ひらのりょうこ主宰)と「京都詩人会議」(岩井洋代表)が開いたもので、23人が弦楽四重奏の「ローズカルテット」の演奏にのって自作の詩を朗読しました。母を看取った体験や近所のお年寄り同士の交流、還暦を迎えた自分と向き合った内容など、身近な生活から発した言葉で綴った作品を披露しました。
 福井、大阪、神戸の各詩人会議からも連帯のあいさつと、詩の朗読が行われました。
 交流会では「作った人が読むことで言葉が活き活きと伝わってきた。心を揺さぶられ涙が出た。詩の力を感じた」「大勢の人の前で緊張したが、聞いてもらえてうれしかった」などの感想がだされました。
 岩井氏は「数十年ぶりの朗読会だったが、実現できてよかった。今後も朗読会を考えていきたい」と話していました。