京都市議会に提案されていた空き缶をホームレスが回収するのを禁止する条例改正案にホームレスや支援団体の批判が高まり、28日に採決を予定していた市議会くらし環境委員会は、この日の採決を延期しました
 反貧困ネットワーク京都など16団体は、「廃品回収で生計を立てるホームレスの生存を脅かす」とする改正案反対の共同声明を発表。その後、15、24、27、28の4日間、朝、昼の2回、市役所前で宣伝やビラを配布しました。
 ホームレスときょうと夜まわり会のメンバー30人は26日、四条河原町で「私たちの声を聞いて、議会での慎重な議論を」求める署名活動を展開。署名開始から1週間余りで1500人分を集め、27日に各会派への要請を行いました。
 宣伝、署名集めにと奔走してきたホームレスの女性は、「採決が延期になったのは当然やないですか。一方的に私らの生活を奪って、後は死ねといわんばかりの市のやり方は許せません。改正案が否決されるまで、絶対がんばります」と話しています。