玉井敏夫さん写真展「土の塾」 日本リアリズム写真集団京都支部会員で、今年結成10周年を迎えるNPO法人「京都土の塾」の副理事長を務める玉井敏夫さん(66)の初の写真展「土の塾」が4日、京都市中京区のギャラリー古都で始まりました。
 同塾は00年から活動を始め、現在会社員や主婦など約300人の会員が西京区大原野などの荒廃田を整備し、機械や農薬、化学肥料を使わず人の手で土と向き合う農業に取り組んでいます。同展では、玉井さんがモノクロフィルムで撮りためた約4万カットの中から、泥まみれになりながらも土と向き合い、自分たちの手で農作物を作る喜びにあふれる65点の作品が並びます。
 亀岡から来た男性(70)は、「今、子どもでもこんなに土にまみれることはないでしょう。どの写真も自然な表情がすばらしい」と話していました。
 9日まで。中京区河原町通蛸薬師東側三條サクラヤビル6F。11時~19時(最終日15時)。問い合わせ先TEL075・257・2666(ギャラリー古都)。