紅葉の比婆連峰縦走 ハイクファミリー秋の特別例会
新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは12日~14日まで秋の特別例会として「広島県の比婆連峰縦走」を行い、27名が参加しました。
12日8時にバスで京都駅前を出発し、名神・中国道を通り東城ICで下りて帝釈峡を散策して県民の森センターに16時に到着。
2日目は8時20分に3班に分かれて出発。1班の出雲峠から吾妻山をめざす健脚コースに5名。2班の出雲峠から比婆山、立烏帽子山を縦走するコースに14名。3班の比婆山御陵~池の段をめざすコースに8名。
緩やかな広い山道を毛無山の分岐を右に見て出雲峠で小休止。ブナの木はすっかり葉を落とし足元は落ち葉の絨毯を思わせる程フカフカしています。
烏帽子山(1225.1メートル)山頂の見晴らしは良いのですが、今日は黄砂の影響で周囲の山々が墨絵のように浮かび幻想的です。10時25分に比婆山御陵(1264メートル)に到着。御陵のためか樹林に囲まれ展望はありません。伊邪那美命(イザナミノミコト)が葬られているという山です。ここから南に向かい越原(おっぱら)峠へ、登りきると池の段(1279.5メートル)、山頂は360度の展望にくわえ、女性的でなだらかな芝生が広がっている。風が強いので早々にコルまで降り昼食。
連峰の最高峰立烏帽子山(1299m)へはコルからは直ぐですが、この周辺で8月にはクマが出没したそうです。山頂着は12時25分。立烏帽子駐車場からは竜王山への分岐を右に見て下山。途中1班と連絡を取りながら14時40分公園センターに到着しました。
3日目は8時25分に2班に分かれて出発。1班の13名は牛曳・伊良谷・毛無三山の縦走し、2班の13名は毛無山へ。
ジグザグの山道を60分で分岐へ、東に向かい牛曳山へ、10分で狭い山頂着。小休止の後元の分岐に戻り伊良谷山へ向かう、島根県との県境の尾根道とはいえ多少のアップダウンのある山道だ。毛無山へは一旦谷へ降り登り返すと山頂だ。360度の展望だがガスで大山は望めませんでした(残念)。出雲峠を経て公園センターへ12時に到着。
2日間の山行きでは黄砂やガスの出る天候ではあったが、風も弱く、雨にもあわず良い登山日和でした。山中は南限といわれるブナの純林はすべて葉を落としていましたが、楓は紅葉・黄葉・まだらの葉などそれは見事でした。非才私などはどのように形容すればよいのか、心は癒され、明日へのパワーを自然からいただいたようです。“山は本当に素晴らしい”(八木宏)