厳冬の府立植物園の梅林地帯では、梅の堅いつぼみがふくらんできています。そんな梅林の中で香りのいいロウバイが満開になり、黄色い花をいっぱいつけています。
ロウバイは春にさく梅(バラ科サクラ属のウメ)とはとはまったく別種でロウバイ科のロウバイ属(Chimonanthus praecox)です。植物園ではロウバイとウンナンロウバイの二種類が花をさかせています(写真、中国が現地産)。2月いっぱいは咲いているようです。スケッチブックを持った女性は「地元でよく来ています。冬の植物園に花はあまりないですけど、静かです。こんな風景も好きでスケッチしたい」と話していました。(仲野良典)