消費税増税反対の候補を 祇園で宣伝
消費税廃止京都各界連絡会は24日、東山区の祇園石段下で、1月の定例宣伝を行いました。京都府商工団体連合会、東山民主商工会、消費税をなくす会から9人が参加。訴えを行い、チラシや宣伝入りポケットティッシュを配りました。
東山民主商工会会長の久保田憲一さんは「民主党の菅内閣は消費税増税を本気で計画している。消費税が10%に上がったら私たちは商売を続けていけない。私たち国民が払った消費税は22年間で224兆円にもなり、それがどこに使われたかというと、208兆円もが大企業の法人税を下げるのに使われている。こんなバカなことはありません」と訴えました。
消費税をなくす会の木下和子さんは「多くの中小企業が消費税を納めることが出来なくて、納税を遅らせると14.7%もの延滞料を取られている。お年よりは、今まで健康保険料をしっかり払ってきたのに、75歳になると後期高齢者医療に入れられて、重い保険料の負担を強いられている」と話し、「今度の京都府議選、市議選では『消費税増税に反対です』という候補者を議員に選んで、『日本の夜明けは京都から』といわれた京都を取り戻しましょう」と呼びかけました。
八坂神社の石段や、道路の向い側に立ち止まって、話を聞く人たちが、たくさんいました。チラシを受け取った観光客の中には「消費税が上がったら困る、もう遊びにこられないではないか」と話しかける人もいました。(丹野多恵幸)