「稲盛会長はJALの解雇撤回せよ」 2011労働争議支援総行動
雇い止めや組合員差別などを行った会社に抗議行動する「2011年春 労働争議支援京都総行動」(同実行委員会主催)が22日、府内4カ所で行われ、会社門前などで宣伝しました。
再建中のJAL(日本航空)から昨年末に解雇されたパイロットや客室乗務員らが参加し、JALの稲盛和夫会長が創業した京セラ本社(京都市伏見区)前で抗議行動しました。
マイクを持って訴えたパイロットの男性(58)は、「30年以上、空の安全を守り、機長をつとめてきました。『年寄りはいらない』と昨年の大晦日に突然、解雇された。空の安全確保は一朝一夕ではできません。稲盛さん、あなたは経営者失格。経営のために安全をないがしろにするのは許せない」と訴えました。
参加者は、京セラ本社ビルに向かって「稲盛会長は、不当解雇を撤回せよ」とシュプレヒコールしました。
JA京都本店(亀岡市)前で中川泰宏京都農協会長(元自民党衆院議員)らによる不当な労働組合攻撃への抗議・申し入れ、自動車教習所(宇治市)での不当処分撤回を求める行動、国立南京都病院(城陽市)での雇い止め撤回を求める要請などを行いました。