「子ども・子育て新システム」阻止へ世論ひろげよう
民主党が進める「子ども・子育て新システム」を阻止する世論を広げようと13日、京都市東山区の円山音楽堂で反対集会が開かれ、父母や保育士、市民ら500人が集まりました。主催は「子ども・子育て新システム」に反対する京都の会。
華頂短期大学の藤井伸生教授が基調報告し、同システムについて、○市町村の保育実施義務を廃止することで保育所探しが親の自己責任となる▽規制緩和で保育を営利企業が運営できるようになり、保育の質が後退する○保育時間が長いほど利用料が高くなる応益負担に変更される―などの問題点を指摘。4月に法案提出されるおそれがあるとして、「世論を広げ、みなさんの力で提出を阻止しましょう」と訴えました。
保護者や保育士らがリレートークし、「一人ひとりの子どものペースに合わせた保育を維持して欲しい」(左京区の保護者)「貧困を防止する公立保育園の役割をこれからも果たしたい」(公営保育園保育士)「子ども達とふれあいながらの給食づくりは営利目的では無理になる」(北区の保育士)など、それぞれの立場から現在の保育の維持を訴えました。
集会には日本共産党京都市議団がメッセージを寄せました。
また、同集会で東北地方太平洋沖地震の募金が呼びかけられ、13万5162円が集まりました。