被災地へ自転車50台送る 城陽・久御山民商
「ガソリン不足、道が壊れて動けない人を助けたい」─東日本大震災への支援として、城陽・久御山民商の会員らが27日、自転車50台と日用品・食品などを被災地の宮城県仙台市へ輸送しました。
自転車50台を提供したのは、中古自転車売買などリユース業を営む馬場啓行さん(55)=城陽市=。馬場さんは、城陽・久御山民商が震災後行った震災支援への呼びかけに応じ、25日に「うちにある自転車をすぐに提供したい」と提案。馬場さんの提供する自転車に加え、同民商会員らが急きょ集めたおむつや生理用品などの日用品、コメ・聖護院大根などの食料品をダンボール約50箱分集めました。2トントラックに積込み、3人で交代しながら現地へ届けます。
馬場さんは、「震災当日の様子をテレビで見て、あまりにもひどい状況に言葉を失いました。現地はガソリン不足で、道もまともに通れない状況だと報道で知り、うちにある自転車が役に立つのではないかと思って提供することにしました。困っている方の役に立ってほしい」と話しています。