20110411-01.jpg きょうされん京都支部からボランティア派遣され、福島県郡山市内で障害者の安否確認や生活支援に取り組んでいる、粟野賢さん(27)=長岡京市・障害者福祉サービス事業所あらぐさ=の現地報告を紹介します。
 今日は避難所回りを一旦中断し、相馬市方面といわき市への支援物質の運搬作業をしました。
 いわき市方面組は、9台あった車が全て津波に流されたという作業所に、熊本県の作業所から寄付された車1台と、水や食料、トイレットペーパーなどの日用品を届けに行きました。
 いわき市に入り沿岸部へ向かうと、津波の被害の状況が目に入ってきました。家々の1階部分は窓も扉もなく瓦礫が散乱し、流された車が転がっているという状況でした。
 作業所の職員さんは、「まさか自分たちがこんな目に遭うとは思わなかった。多くの方に支援してもらってありがたい」と涙を流しておられました。「車がなくて困っている」という声があれば、熊本からでも車が届けられるという支援の輪、つながりの強さに感動しました。写真は、作業所の裏に流れてきた車とプレハブです。