原発事故想定した防災計画を 共産党井手町議団
日本共産党井手町会議員団(谷田みさお団長、2人)は18日、原子力発電所の安全対策などを求める要望書を井手町長に提出しました。
井手町は、若狭湾沿岸に林立する関西電力の高浜、美浜、大飯などの原子力発電所から、約90キロに位置します。福島原発事故でアメリカ政府が避難を呼びかけたとされる80キロ圏に接する距離です。
要望書では「井手町の防災計画を若狭湾での原発事故を想定したものに見直すこと、町内に放射能測定機器を設置すること、京田辺市と広域で組織している常備消防の体制を充実・強化すること」などを求めています。
議員団は、「井手町は1958年の南山城大水害で107名の犠牲を生んだ痛苦の経験を持っています。東日本大震災を教訓に、水害のみならず、地震にも強いまちづくり、住宅リフォーム助成制度をつくって木造住宅の耐震化をすすめたい」と話しています。(T)