京都会館ウオッチング 京都市が京都会館(京都市左京区)第1ホールの全面建て替え案を発表(5月23日)したなか、同館の保存を求めている「岡崎公園と疏水を考える会」は29日、建物の歴史的価値を学ぶ「ウオッチング」を京都会館と周辺で開き、市民ら80人が参加しました。
 中川理・京都工芸繊維大学教授(近代建築史)が建物について解説し、「長年、岡崎のシンボルとなってきたのは、周辺の環境と調和した造形と空間構成のすばらしさにある。老朽化による改修は必要だが、商業施設導入による再開発計画『岡崎活性化ビジョン』とセットにした市の建て替え案は、岡崎の歴史的文化的環境を乱すもの。認められない」と訴えました。
 参加者は、中川教授の説明を受けながら、同会館を見て回りました。
 日本共産党の光永敦彦京都府議、樋口英明、宮田絵里子、冨樫豊の3市議が参加しました。