西京革新懇 西京革新懇は19日、京都市西京区で日本共産党の大門みきし参議院議員を講師にした原発問題での講演と討論の集いを開き、140人が参加しました。用意された席が足りないほどでこの問題に対する関心の強さを示すものとなりました。
 大門氏は、国会の動きをユーモアたっぷりに報告すると同時に、日本共産党の提言を示しながら、震災復興、原発問題にどう取り組むかを報告しました。とくに、「復興国債」と「原発ゼロのプログラム」についてのていねいな話は、国民的合意を背景に問題を解決していこうとする日本共産党の立場を説明するものであり、会場から共感を持って受け止められました。
 討論では、単身石巻へボランティアに行った青年が発言しました。仲間から集めたお金を赤十字に渡してしまったのでは、被災者に渡るのに時間がかかるようだから、避難所で必要なものを聞き出し、炊飯器や電子レンジを買ってプレゼントした話や、テレビではわからない臭いや被災者の心の重苦しさの話に、参加者はじっと聞き入ってしまいました。福島に調査に入って救援センターを立ち上げた話や、東北出身者の身近な人が大変な苦労をしている話も出されました。(K)