宇治市の国保料下げて 日本共産党宇治市会議員団は、7日夜、宇治市生涯学習センターで「市政要求懇談会」を開催しました。
 新たに副議長に選出された宮本繁夫議員の司会で開会、水谷修議員団長が、議会改革の前進を紹介をかねてあいさつ。山崎恭一議員が原発問題など防災のまちづくりなど6月議会の論戦の要点を報告し、坂本優子議員が、国民健康保険料の引き下げ条例提案について詳しく報告しました。
 参加した市民からは、「国保引き下げがなぜ認められないのか」、「生活保護の審査が厳しいのではないか」、「学校統廃合は、防災のまちづくりから見ても問題あるのではないか」、「地下水の開浄水場は守ってほしい」、「保育所や放課後の学童保育をもっと充実してほしい」、「子どもの医療費補助の充実をしてほしい」など、暮らしに直接関わる切実な要望が出されました。
 国保料について、議員から国保会計の数字の表を元に、今年の値上げを答申した「国保運営協議会」に出された市の資料で、10年度決算見込みが約6000万円の黒字となっていたのに、決算では、4億円を超える黒字となったことを指摘。「値上げを決めた資料が間違っていたのですから、今年度の引き上げは、見直すのが筋です。市当局は『(昨年度は)値上げしなくても黒字だった』と引き上げすぎたことを認める答弁をしています」とわかりやすい説明に、参加者からも「納得!」との声が寄せられました。
 先のいっせい地方選で初当選した、木沢浩子、渡辺俊三両新人議員も発言。2時間に及ぶ懇談を終えて、議員団は、市民の要求をしっかり受け止めて、「くらしを守り、防災のまちづくりをすすめる」という公約実現に全力を尽くしていくことを参加者に表明しました。(W)