東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、日本共産党は、「政府は、原発からの撤退を決断し、原発をゼロにする期限を決めたプログラムの策定を」と提唱、国民的運動を呼びかけています。原発問題、エネルギー政策についての府民各層の主張・提言をシリーズで紹介します。

子どもらの未来のためになくすべき

 フリーライターとして取材をしながら、各地で原発問題の講演をしたり、ピースウォーク京都の一員として脱原発デモの企画などを行っています。
 ピースウォーク京都では何度もデモを行い、私たちの予想を上回る参加者であふれています。デモに参加するのが初めてという人も多く、危険な原発はいらないという声が高まっていることを実感しています。
 私は以前から原発はなくすべきと主張してきましたが、今回の事故で改めて、被害の大きさや国の対応のひどさに驚いています。これだけ多くの被害が生まれ、被ばく者も生んでいるのに政府が放置し、放射能の恐ろしさを隠してすらいる状況に怒りを感じます。政府は住民や、特に子どもを少しでも被ばくさせないよう責任ある行動をとるべきです。
 さまざまな原発研究者の分析を文章でまとめてブログで発表し、調査内容を講演するなどしています。日本共産党の清水ただしさん(元参議院大阪選挙区候補)のネット番組(清水ただしの派遣村TV)にも出演して、原発問題について解説しています。
 講演活動していると、若いお母さんの姿が目立ちます。放射能の危険性についてよく勉強され、子どもの命を守るために必死になっておられます。
 子どもたちの未来のためにも原発をなくさなければなりません。同時に、これまでの大量消費社会や生活を見直し、エネルギー施策を転換していくことが必要だと考えています。
 守田さんのブログ明日に向けて。(「週刊しんぶん京都民報」2011年7月10日付掲載)
「原発からの撤退を求める署名」用紙ダウンロード(10kb)