宇治で青年80人が「サヨナラ原発」とアピール
東日本大震災から半年の11日、宇治市で原発からの撤退と自然エネルギーへの転換をアピールしようと市民ら80人がデモ行進しました。同市在住の青年でつくる実行委員会が主催。
メンバーらは宇治橋から同市役所まで、「ノーモアフクシマ」「原発がなくても私たちはやっていける」などのプラカードをもって行進しました。
実行委員会を代表して大河直幸さんがあいさつし、「原発を停めようという世論を宇治でも起こしましょう。原発再稼動を狙う人たちは権力もお金をもっていますが、私たちには絆がある。連帯の力で再稼動を許さず、原発をなくしていきましょう」と訴えました。
宇治市議会でアピールに賛同する会派として、日本共産党市議団(水谷修団長、6人)、社会議員団が参加。日本共産党の山崎恭一市議は、「福島原発事故は今も収束せず、原発事故が空間的にも時間的に広がる異質のものと示した。原発ゼロへ立場を超えて一緒にがんばりたい」、新社会党の池内光宏市議は「地域から脱原発を動きをつくるために、一緒にがんばりたい」とそれぞれ述べました。
8月末までフィンランドに留学していたという同市在住の学生(26)は、放射能汚染が日本政府の発表以上に広がっていると同国で報道されていたとのべ、「これ以上、日本で原発事故をおこさせないため、原発をとめる取り組みをしたい。さらに地域での取り組みをしてほしい」と話していました。
日本共産党の木沢浩子、渡辺俊三両市議も参加しました。