市電軌道は中央か、歩道側か?
本日、「京都市電最後の日々(上)」の書籍を購入した。
以前には、「京都市電が走った街・今昔」の本も買い求めている。
LRTを今出川通りの歩道側なのか、中央に走らすのか、どちらなのでしょうか。
ちなみに堺市は歩道側です。
歩道側に走らすのは、小さな歩行者・自転車等にとって非常に危険と思われる。
北野線・稲荷線・中書島線の記憶がおありの方もいらっしゃるだろう。
かといって、中央に走らすと、電停に車が激突する。
歩道側に走らせるのなら、堺市にしても、京都市にしても、
かつて、四条大宮から松尾橋まで運行していた「トロリーバス」では駄目なのだろうか。
これが一番全て丸く納まるものと思われる。
1. 京都駅~西大路七条~西大路八条~西大路九条~九条車庫 //
2. 京都駅~西大路七条~西大路四条~西大路御池~円町~白梅町~金閣寺道~北大路駅(=烏丸車庫) //
3. 九条車庫~西大路九条~西大路八条~西大路七条~西大路四条~西大路御池~円町~白梅町~烏丸今出川~出町柳~錦林車庫 //
上記の京都市電路線をせめて残しておけば、容易にLRTを走らせられただろうに。
今となっては、LRTは不要、且つ、不可能である。
地方からの利用者を考えると、やはり軌道がある方がありがたいです。なにしろ、そこを「公共交通が通っている」ということが一目瞭然ですから。
鉄道(法規上はトロリーも鉄道ですが)が通っているのと、バスが通っているのでは認識度が全然違います。
可能であれば、やはりLRTの敷設をして欲しいものです。
軌道の道路での位置ですが、岡山電気軌道は道路中央を通っていますが、現在歩道側にして欲しいという行政などからの要請があると聞いています。
それぞれに長所短所があるのでしょうが、私は歩道側の方が良いように思います。
それから、昔の京都市電は祇園祭山鉾巡行に差支えが無いように架線の配慮があったと聞いていますが、現在札幌などで実験されている蓄電池式の車両が本式に導入できるようになれば、こういう苦労も不要になるかもしれませんね。
ヨーロッパではLRTが随分と普及しているといいます。日本でも各地にLRT構想は挙がっているようです。
京都がその先駆けとなるとよいですね。
投稿者: 京都市電700型 | 2009年8月27日 15:58