宇治市内で小6女児が学習塾講師に刺殺された12月10日の事件を受け、宇治久世教職員組合(執行委員長 山田吉彦)と「こどもと教育を守る宇治城陽久御山市民連絡会」(代表溝内幸子)は12月26日、宇治市産業会館で、緊急懇談会「子どもたちの命と安全を守るために」を開きました。教職員を含む18人が参加しました。
 同日発表した「呼びかけ文」に基づいて主催者が問題提起。参加者は「一連の事件、犯人は悪いが、それだけで片づけていいのか。なぜ事件が起こるかという根本を変えなければ。寄り道とか自由にできない。子どもの育ちと『管理』の兼ね合いが難しい」「『勝ち組負け組』など、人を大切にしなくていいということが意識的に作られてきているのではないか。社会のおかしさをその人物の問題、個人責任にして社会的な背景を見させない。おかしいことはおかしいと言えないと」などと意見交流しました。