憲法暮らしに生かす府政を 京都女性教研集会
第29次京都女性教研集会(同実行委員会・京教組女性部主催)が21日、向日市市民会館で行われ、午前の全体会に300人が参加しました。
4月の府知事選に出馬表明した「民主府政の会」代表委員の衣笠洋子さんがあいさつし、「憲法を暮らしに生かし、誰もが安心して人間らしく暮らせる京都府政を一緒につくりたい」と訴えました。
記念講演では、西野瑠美子さん(女たちの戦争と平和資料館館長)が、「『女たちの戦争と平和資料館』からのメッセージ」と題して話しました。西野さんは、戦争が始まる前に狙われるのはメディアと教育だと指摘。「女性国際戦犯法廷」を取り上げたNHKの報道が政治的圧力でゆがめられたことや従軍慰安婦の記述が教科書から削除された問題をあげ、戦争できる国づくりに向けた動きを批判しました。
そして「憲法9条を手放さないたたかいはまさに今です。9条は日本の宝、子どもの未来を守るため一緒にがんばりましょう」と呼びかけました。
また、地元の合唱サークルが、教師の生きがいや平和への願いを込めた創作曲を披露しました。