久美浜原発計画撤回を 京丹後市長、関電に申し入れ
京丹後市の中山泰市長は10日、関西電力が旧久美浜町(現京丹後市)に原子力発電所建設計画の事前調査を申し入れていた問題で、関電側に「事前環境調査撤回の申し入れ」を行ったことを明らかにしました。市議会全員協議会で明らかにしたもので、あわせて原発予定地の蒲井・旭地区の原発抜きの地域振興計画を示しました。
同計画は75年5月に関電が町に事前調査の申し入れを行い、30年以上にわたって地元で是非をめぐる論争が繰り返され、反対運動も取り組まれてきました。旧久美浜町は原発などの計画のある自治体にたいする国の電源立地等初期対策交付金を81年から03年にかけて計約4億2000万円を受けてきましたが、京丹後市になって以降は受けていません。