京都府知事選挙告示日(23日)の「民主府政の会」の事務所前での出発式の衣笠洋子さんの訴えは次の通りです。
 みなさん、おはようございます。衣笠洋子でございます。よろしくお願いします。朝早くから、お集まりのみなさんありがとうございます。今日から始まった知事選挙、最後までの温かいご支援お願いします。
 
 うそとごまかしの府政
 2日前に、候補者の公開討論会が京都市内と亀岡の2カ所でありました。相手の方のうそとごまかし、空疎で現実感のない話を聞いて、これはなんとしても負けるわけにいかないという思いが、体じゅうに熱くふつふつとわいてきました。
 うそとごまかしの府政に、私たちの京都は任せられません。心かよう、暖かい京都府政、平和発信の京都をつくるために、その先頭にたってがんばってまいります。ご支援こころからよろしくお願いします。
 
 安心して暮らせる京都を
 今、安心して、子どもを生み育て、歳をとっても障害があっても、住み慣れた地域で安心して働き、暮らし続けることが大変になっているのではないでしょうか。私たちが取り組んだ府民アンケートに3万1千以上もの声が届きました。「子どもの育てやすい京都にしてほしい」をはじめ、医療費や、少人数学級、養護学校の建設などたくさんの声がありました。
 私は子どもの医療費の拡充、小中学校で30人以下の学級をすすめ、子育て日本一の京都を作っていきます。国民健康保険料引き下げ、介護保険料、利用料の助成をしながら、障害者も高齢者も誰もが安心して暮らせるそんな京都を築いて行きたいと考えています。
 
 退職金返上
 みなさん、これ全部できるんです。無駄を省けばできることばかりです。いまの知事さん、私たちの願いに耳を貸そうとしません。京都市内の高速道路、無駄ではないかと声がでている舞鶴の新しい港へ多額の税金をつかっています。
 府民の目線からみておかしいと思う知事一期4300万円の退職金、私は納得いきません。私、衣笠洋子は4300万円の退職金を返上します。
 
 失業率悪化は全国最悪
 国の構造改革で格差社会が進められ、京都も同じようにまねをして進める府政が続いています。そんななかで失業率悪化は全国で最悪。青年や女性の2人に1人はパートやアルバイトの不安定雇用におかれています。
 京都はものづくり、伝統産業の町です。そこへの予算をばっさりと削り、大手の企業には手厚い政策です。強きを助け弱きをくじく、そんなやり方、許せません。みなさんと心かよう、安心して働き、暮らせる京都築いていきます。 
 いまの知事さんは安心、安全といいますが、台風23号被害、耐震偽装など府民の命・暮らしが脅かされているのではないでしょうか。伝統産業、中小企業の皆さんと力をあわせて、住宅改修助成をしながら、応援を進めていきます。
 
 九条守り平和発信
 私は保育所で子どもの命を育て、守りながら仕事をしてきました。そして、母親運動に出会いました。「命を生み出す母親は、命を育て、命を守ることを望みます」。このただひとつのスローガンで何より命を守りたいと歩んでまいりました。
 「命を守る」これは憲法九条につながります。戦力を持たない、戦争をしないことを掲げた九条は日本の宝です。私たちの子どもたちに、未来の子どもたちに戦争する国を渡すわけにはいかない。思いは皆さんも同じではないでしょうか。
 今、憲法を変えて、「戦争をする国」づくりが進められています。私はなんとしても、日本を「戦争する国」にしてはならない、「九条を変えてはならない」と考えています。
 右傾化を止めてほしいと、大橋巨泉さん、山田洋次さん、澤地久枝さんなど全国から私たちに賛同のアピールが寄せられています。先日は、岩国で、自分たちの町は自分たちで決めると、米軍基地強化反対の住民投票が行われました。そして反対の声が多数を占めました。今度は京都から平和を発信していこうではありませんか。
 「憲法を守ろう」、そして「暮らしに春を」、そんな京都をみなさんと4月9日に勝ち取っていきたいと思います。大きなご支持ご支援をお願いしまして、告示日にあたっての私からの決意とさせていただきます。ありがとうございました。