住民投票条例案否決 舞鶴市議会
舞鶴市が市立舞鶴市民病院の縮小・民営化の方針を示した問題で、市民が制定を求めていた市民病院の民間委託の是非を問う住民投票条例案が24日、同市議会に提案されましたが賛成少数で否決されました。
民生労働委員会では、直接請求を行った「住民投票を求める市民の会」の瀬尾純爾世話人が意見陳述し、市民のいのちと健康を守る地域医療を責任を市が放棄し、市民不在の民間委託の方針を出した問題点を指摘。「ぜひ市民の声を聞く機会にしてほしい」と条例制定の意義を強調しました。
市民の願いこたえ、意見を聞くべき 日本共産党が賛成討論
本会議では、日本共産党の小杉悦子市議が討論に立ち、「住民参加の政策決定を行ってほしいという市民の願いに応え、市民の意見を聞くことこそ、市長がやるべきこと」と条例制定を求めました。
採決では、日本共産党市議団(近藤一真団長、4人)と「市民フォーラム・舞鶴」の2人が賛成しましたが、自民系や民主系、公明党の市議の反対多数で条例案は否決されました。