6日の「民主府政の会」街頭演説会(1) 子育て世代の願いかなえて 2児の母親・岩淵ますみさん(向日市)
小学生2人の子どもがおります。一番気になるのは子どもの健康と安全・教育のことです。上の子が赤ちゃんだったとき通院は1歳しか医療費助成の対象になりませんでした。下の子が生まれた翌年に、やっと3歳(未満)まで引き上げられました。そのとき、「ああ、財布の中身を心配しなくても済む」と思いましたし、実際助かりました。
でも、子どもの成長は速く、あっという間に3歳になり、「3歳未満まで無料」ということをすっかり忘れて病院で、数千円を請求され、医療費の高さに驚き、財布の中身が足りずにもう一度家に帰って出直したこともありました。
ですから、2人が3歳以上になってからは、病院に行くとき、財布に1万円札がないと心細くなるようになりました。
私の住んでいる向日市でも、先日の3月議会でやっと通院は4歳(未満)、入院は小学3年生まで助成というふうに決まり、この10月から実施が決まりました。
けれど、私の隣の町、大山崎町では、早くから通院も入学まで無料ですし、京都府内には中学や高校卒業まで無料のところもあります。不公平が生まれています。やはり、府の立場で子育て支援の施策を充実させていただく必要があります。子育て世代の声を、実感として受け止めて府政に生かしてくださる知事が必要なんです。
教育のことでも不安はいっぱいです。先日、上の子が「算数がわからへんから塾に行きたい」と言い出しました。聞いてみると、先生が忙しそうで、質問しにくいって言うんです。ぜひ、先生と子どもたちがゆっくり話せる学校にしていただきたいと思っています。
子どもの医療費も学校現場も、住んでいる町の条件が悪いからといって、引越しを繰り返すわけにはいきません。どこに住んでも、同じように、安心して子育てが出来る京都になるよう、知事にお願いしたいと思います。
テレビドラマで「事件は現場で起きるんだ」というようなせりふがありましたが、子どもたちは統計グラフや書類の上に載っている数字ではなく、目の前でまちのそこ、ここで、生身の人間として毎日、毎日育っています。知事選に合せて4年に1度の少しづつの改善では、とてもじゃないけど子どもの成長に追いつきません。
子育てをしてきたこの10年間、知事選挙は今度で3度目です。
3度目の正直、今度こそ、ぜひ、子育て世代の願いを実感として受け止め、府政に生かしてくださる、知事を誕生させたいと思います。子育て世代の願いをかなえてくださる衣笠洋子さんが、是非当選されますよう、みなさんご一緒にがんばりましょう。