京都府保険医協会は14日、医療制度「改革」関連法案の成立について、「社会保障の本道を踏みにじる『皆保険』つぶし法案」などとした、政府・与党、小泉内閣に抗議する垣田さち子副理事長の談話を発表しました。 談話では、「日本国民の命の砦とも言うべき『皆保険制度』の死命を制する法案を成立させた」とのべ、憲法25条の生存権をもとに国民の生活保障を国の責務として求めた社会保障制度審議会の「50年勧告」を引用して、政府・与党、小泉内閣を批判しています。
 今回の制度改革によって、日本の医療制度が「持つ者」と「持たざる者」の違いを前提にしたものに変えられ、国民と医療者が犠牲者になると指摘し、保険医らに「もう一度この国に社会保障らしい医療制度を取り戻す」ために立ち上がることを呼びかけています。