5、6日の両日の夜、鴨川の三条大橋と四条大橋の中間地点で友禅の流しが行われました。
京都染織青年団体協議会の主催で、実演は毎日この仕事が本職の蒸洗職人さんたち。昔は高野川や小さい川で流しが行われていましたが、河川汚濁など環境問題から今ではすべて屋内作業になり、河川での流しは全国唯一この鴨川河川での両日だけ。染めた友禅を帯のように流します。ジャブジャブと洗いながら手繰り寄せて、パット下流に投げ広げます。
鴨川の両岸で見る人も、作業している職人さんたちも冷たそうな鴨の流れにしばし暑さを忘れた感じでした。(仲野良典)