「憲法施行60周年特別企画 子どもと教育を考えるつどい」が26日、亀岡市のガレリアかめおかで開かれ、作家の早乙女勝元氏が講演を行いました。「子どもと教育・文化を守る亀岡市民の会」が主催し、約200人が参加しました。
 「東京大空襲」などの著書で有名な早乙女氏は、自らの戦争体験を語り、「私が生まれてからはずっと戦争だったが、終戦で灯火管制が解除され、『平和は明るいもの』と実感した」と述べ、46年に新憲法が公布され、「戦争しない、戦力を持たないと9条で明記され、とりわけ2項が大事」と語りました。また、日本の軍事大国化にストップの力を発揮したのは「憲法9条と日本とアジアの人々の世論と運動だった」と強調し、「1人ひとりが平和と民主主義の伝書鳩になり、子どもたちに平和でやさしい明日を贈ろう」と訴えました。