原爆症認定訴訟を支援 横井久美子ライブ
原爆症認定訴訟を支援する「歌と映像と証言の集い 横井久美子メッセージライブ」(京都原爆訴訟支援ネット主催)が16日、京都市上京区の府民ホールアルティで開かれ約400人が参加しました。
横井さんは、「アメージング・グレース」のメロディーに峠三吉の詩をのせてつくった歌「人間をかえせ」のCD1枚1000円の半分を訴訟支援にまわすなどの活動を続けています。
第1部で近畿原爆訴訟弁護団の尾藤廣喜(憲山)幹事長が尺八演奏。横井さんが数曲を披露したあと、原爆訴訟の原告の1人、寺山忠好さんが長崎での原爆体験を描いた絵本「こぎゃんことがあってよかとか―1945・8・9ナガサキのあの時」を朗読。スクリーンに寺山さんの絵が大きく映し出されました。
続いて、5月12日に大阪地裁で勝訴の判決を勝ち取ったが、国が控訴、大阪高裁でたたかい続ける原告の1人、小高美代子さんと横井さんとのトーク。小高さんは「二度と戦争しないで欲しい。残された時間、1人でも多くの人に自分の体験を話したい」と訴えました。横井さんは「大阪に続いて広島地裁でも全員勝利した。訴訟に立ち上がった方たちは戦争を告発する生き証人の宝だ」と語りました。
第2部では、横井さんが歌10曲を披露。最後に横井さんに促され、原告の小高さん、寺山さんと尾藤弁護士らが舞台に上がり、大きな拍手に包まれました。(K)