日銀京都支店は2日、4半期ごとに行う管内企業の短期経済観測調査結果を発表。呉服販売大手「たけうち」の破たんを受けて、和装卸売業で大幅に業況判断が悪化しました。
 管内(京都・滋賀)の283社を対象に、8月30日から9月29日にかけて調査(回答率98.3%)。全産業の業況判断(「良い」─「悪い」の数)マイナス2と前回調査(6月・2)より悪化。特に、8月末の「たけうち」破たんの影響で、和装卸売は前回より22ポイント悪化し、マイナス81と大幅に悪化。繊維業でも19ポイント悪化し、マイナス38となりました。 また同日発表された管内金融経済概況では、「和装関連では低水準の生産が続いている」としています。