河上肇「貧乏物語」(作・井上ひさし)を上演 20日から22日、人間座
河上肇没後60年、妻・河上秀没後40年を記念した人間座第52回公演「貧乏物語」が、20日から22日の3日間、京都市左京区の人間座スタジオで行われます。
河上肇は、マルクス主義経済学者で、戦争に反対し治安維持法によって逮捕投獄されました。著作「貧乏物語」(1916年)は、第一次世界大戦下の日本で、社会問題化しはじめた「貧乏」の問題を直視したもの。
この芝居は、作家・井上ひさしが、河上肇博士の留守宅を舞台に「貧乏とは何か」「転向」「家族」といった人間の本質を問い続けた作品です。「思想をとりしまる」愚かさと危険を描いています。
河上肇記念会の依頼を受け、人間座が上演します。
20日(金)・21日(土)午後6時半、22日(日)午後2時。一般2500円、学生2000円、中高生1000円。
人間座スタジオTEL075・721・4763。