「なんの説明もないのは不誠実」 キリンビール工場跡地再開発
キリンビール京都工場跡地再開発問題で、地元の「久世・高田町まちづくり懇談会」のメンバーと京都市の話し合いが10日、同市役所内で行われました。
冒頭、市側から跡地開発が当初の計画より遅延している理由について、主に工場跡地南側の西国街道高架橋南端交差点における交通問題等で、地元住民との折衝に時間を要しているためとの説明がありました。
話し合いでは、住民側から「わたしたちは、工場跡地開発について早く本当のことを知りたい」「当初、キリン側が予定していた来年3月の工場跡地の『街びらき』が不可能に近い現状にもかかわらず、キリン側が開発の進捗状況および今後の開発予定等について、京都市と住民になんら説明しないのは不誠実であり、京都市はキリン側に説明会を開くように指導すべきではないか」との意見が出ましたが、市側からは明確な回答はありませんでした。
話し合いには日本共産党の山内よし子府議、ふじい佐富、河合洋子両市議も同席しました。(伊東雅朗)