逮捕の保育士、勤務は月9日だけ 共産党が市を追及
京都市職員による犯罪・不祥事が相次ぐなかで、新たに2人の市職員が逮捕されたことを受け、6日に設置された「市民の信頼回復と服務規律に関する調査特別委員会」は月末の予定を前倒しして16日に初の委員会を開催。日本共産党の3議員が追及しました。
逮捕されたのは、左京区役所の生活保護ケースワーカーと中京区の保育士。これで今年度の市職員の逮捕者は12人になりました。
同委員会で追及したのは、井坂博文、加藤広太郎、赤阪仁の各議員。
井坂議員は、逮捕された保育士が4月から月平均9日しか出勤していないことを指摘。関係者から聞き取った話として▽保育課は、この職員に出勤指導をするのでなく、毎朝自宅まで迎えていっていた▽この職員は、休むときに民生局に電話して、保育所に連絡させていた―との証言を明らかにし、「明らかな特別対応があった」とのべ、調査を求めました。また、新たな逮捕者が出たことについて、「処分規定の強化と『改革大綱』では不祥事はなくならないという日本共産党の指摘を証明するもの」とのべました。
赤阪議員は、左京区役所のケースワーカーによる道路交通法違反の問題を追及。加藤議員は、やまごえ温水プール所長のセクハラ問題などで市をただしました。