小企業に倒産が集中
帝国データバンク京都支店が6日発表した10月度の府内企業倒産は45件(負債総額248億3700万円)でした。従業員10人未満の小企業に倒産が集中しました。
「たけうち」破たんで自己破産申請した「次田」子会社の「次田商事」が連鎖倒産するなど大型倒産が4件発生。倒産件数は、同月までの累計(403件)で昨年度(367件)を上回り、01年以降で最多更新の見込みです。
規模別では、個人経営と資本金1000万円未満の企業が34件と4分の3、従業員数では10人未満の企業が93.3%を占めました。同支店では、景気回復が小規模事業者に浸透していないとみて、「個人消費が思ったほど改善していないため、個人事業者を中心に今後も破たんの勢いが続きそうだ」としています。