「あきらめないで立ちあがれば変えられる」と呼びかけた「円山青年一揆」(同実行委員会主催)が19日、京都市東山区の円山野外音楽堂で行われ、雨の中683人が参加。長時間過密労働、低賃金、未権利状態にある青年のたたかいが参加者に共感を広げました。集会後、京都市役所まで「サービス残業なくせ」「有給休暇をとろう」と元気よく呼びかけながらデモ行進しました。
 風刺コントの作・演出を手がける松崎菊也さんが、「若者よ今こそ権力を笑い飛ばせ」と題して講演。歴代の総理になりきって、その発言をもとに風刺をきかせたコントを披露。「小泉改革」や「教育改革タウンミーティングでの「やらせ質問」などを批判し、「青年一揆の力で世の中を変えよう」と激励しました。 トヨタの下請けの光洋シーリングテクノで偽装請負を告発し、直接雇用を勝ち取ったJMIU徳島地域分会の仲村早途さん(35)は「頑張って働いている非正規労働者に正社員になりたいと声をあげて欲しい」と訴え大きな拍手が送られました。 「魂のリレートーク」では、学生や看護師、保育士、自治体労働者などが高学費や就職難、長時間労働、低賃金を強いられている実態やあきらめずに立ち上がってたたかう青年の姿に参加者から激励と共感の拍手が送られました。
 松下プラズマディスプレイの偽装請負を告発した吉岡力さんは「偽装請負とのたたかいを全国に広げ、青年のたたかいを盛り上げていきたい」と訴えました。もっといい保育がしたいと労組を結成した青年保育士、解雇撤回させたコンビニのアルバイト青年などの姿が紹介されました。