京都市は22日行われた、市議会「市民の信頼回復と服務規律に関する調査特別委員会」で、疑惑を指摘されていた、「やまごえ温水プール」(右京区)所長の元パート職員へのセクシャルハラスメント行為について、「セクハラはあったと断定した」と初めて認めました。日本共産党の加藤広太郎議員の質問に答えたもの。 セクハラ事件は、加藤議員が9月の「市職員の不祥事に関する調査特別委員会」で初めて取り上げ、性的関係を迫る言葉を何度も繰り返すなどの所長のセクハラ行為を告発した元パート職員の「手紙」を示して、真偽と市の姿勢をただしてきました。
 この日の特別委員会で、加藤議員の質問にたいして、明石隆夫服務監は、「2回のセクハラ調査委員会を行い、所長とセクハラを受けた臨時職員、専門家を交えて総合的に判断した結果、セクハラがあったと断定した」と答えました。
 また、加藤議員は、この所長が、定時が午前9時であるにもかかわらず、毎日昼前後の出勤が常態化しているとの職員や利用者の指摘をあげ、「職場にはタイムレコーダーもない。残業実態も含めて勤務状況に疑問がある」としてさらに調査を求めました。